だめだめ沢オヤジ

渓流釣りから沢登り、さらに岩登りまで・・・が、何をやってもC級なオヤジ

暇なので、昔の山を

昔登った山の写真はアナログ、アップするにはスキャンするしかないのですが、今回はネガやポジをスキャンしてみました。

プリントした写真をスキャンすると、時間がうんと掛かるうえ、痛んでいる写真が多いのでスキャンした画像が汚い~。 その点ネガやポジは意外と早くスキャン出来るみたいです。 でも、どうしても埃が...
 整理してファイルしてあっても、スキャンしてみると埃だらけです。 掃除をしながらスキャンをしてはいるのですが。
   とにかく、汚い仕事場にありますものでね~。 



で今回は、岩登りの写真はほとんど残っていない中、唯一と言っていいほどの岳沢のタタミ岩と奥穂のジャンダルム飛騨尾根。 ルンルンで登った楽しい山行。

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         これがジャンダルム
          奥穂高岳から西穂高岳への稜線にあります。
           こんな事ならもっと回りの風景を写しておけば良かった。




 普段の岩登りの最中は撮る精神的な余裕がなく、、、むしろ全くと言っていい程。 また 写す機会がありません。 今から思えば無理してでも撮っておけば良かったな~と。
 でも、パートナーと二人の場合は手を空けられないので無理ですが...。
 一ノ倉の壁なんかを登っているときも、登攀レベルの低いオラはなんとかしがみついているって感じでしたからねw。
 それに岩登りに没頭している連中は写真に興味のない人間が多かったので写しても貰えなかったし。 (岩屋さんの中には、花が咲いていることにも気が付かない人もいるんですよ。 これ本当よ。)

   さらに低レベルなヤツが悠長に写真なんかを写していると先輩からお叱りが...。

 そもそも、その当時はあんまり山で写真は撮していなかったです。
         山の写真に目覚めたのは尾瀬に行ってからだから、って...いつ?





このジャンダルムの飛騨尾根は、ジャンダルムから飛騨側に派生する岩尾根で、さほど急な傾斜ではありません。 スイスイと登れる岩登りが楽しめます。 ですから珍しく写真があります。 それだけ簡単なルートという事です。





ここを登ったのは、山岳会の先輩Y氏と二十数年前の10月の連休の事。

初日は、天狗のコルに幕営をし、翌日 上高地からもよく見えるタタミ岩を登りジャンダルムへ。
その幕営した夜にはうっすらと雪が積もり、男二人で寒い夜を過ごしました。

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    落書きをしていないお写真はこっちよ→https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/s_chisaki747/20010101/20010101000940.jpg上高地から見た正月の岳沢・吊尾根


上高地からは凄い壁に見えるタタミ岩は、実際取り付いてみるとあまりザイルを必要としない程度のルートで、楽しい登攀。 

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でも登るに連れ高度が増すので、ザイルを付けていないときに足を踏み外したりすると下まで......



タタミ岩を登り切り、稜線を奥穂側に少し登るとジャンダルム。

飛騨尾根の脇のルンゼを下り、適当な所から取り付き飛騨尾根の登攀。 
尾根の登攀は視界が良くて快適そのものです。 尾根自体に傾斜はなくても高度感がありますからね。


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これはY氏






帰りの松本からの列車では、単独山行のお姉さんと意気投合し、酒盛り大会。
酒が無くなると、後輩のオラは車内販売のオネエサンを探して、人を掻き分け列車内を行ったり来たり。
 これだから山屋は車内で嫌われる!!




この楽しい岩登りをきっかけに、谷川岳などの命を削るような登攀から、楽しい沢登りに傾倒していった様な気がします。
       甘い汁に直ぐに集る習性ですから♪