先日、車のトランクに常備してある釣り道具(なんでやねん)を整理していて、不用意に何かのベルトを引っ張ったら、これがエサ箱のベルトで本体とベルトのつなぎの所が折れてしまい大ショック。
アーアー、と不燃物の袋へいったんは入れてみたものの、またまたケチ臭い根性が沸々と。
入れ歯職人の知恵を生かして、平成の大修理。
アーアー、と不燃物の袋へいったんは入れてみたものの、またまたケチ臭い根性が沸々と。
入れ歯職人の知恵を生かして、平成の大修理。
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修理には、入れ歯の修理などに使う「即時重合レジン(略して即重)」の登場です。
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この即重はいろんな物を直せてしまう優れものです。この即重に巡り会ったのが入れ歯職人になった最大のメリットだったかも。以前、メーカーに修理を依頼してもさじを投げられてしまった「タモの柄」も、この魔法の即重を使って直してしまいました。
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取りあえず、瞬間接着剤で借り止め。さらに即重で破折部を借り止め。しかし、プラスチックだと即重は溶着してしまうですが、この素材はビニールに近い物のようでくっつかない。たとえプラスチックだとしても単純にくっつけただけではまた折れてしまいます。
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そこで、これまた入れ歯に使うステンレスの太い棒を補強に埋め込むことにします。
まず、技工用のマイクロモーターにカーバイトバーを付け仮止めしただけの所を慎重に溝を掘ります。
うん、普段の仕事よりも慎重ダッ!
掘れたらその溝にステンレスの棒を曲げて合わせます。
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そんでもって、即重を充填し合わせた物を突っ込んで硬化を待ちます。
固まったら平らに削り完成。
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